婦人科疾患での生理痛をピルでコントロールし流産を防ぐ

生理痛は女性なら誰にでもあること、勤務がハードだから生理痛はあっても当然、というように考えている人も多いようですが、これらは誤解です。

健康で婦人科的な疾患が何もない人であれば、本来は生理痛はありません。あっても少しいたいけどスルーできます。
鎮痛剤が必要なくらい痛い、横になりたいくらい痛い、というケースは子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患が隠れている可能性があります。

子宮内膜症や子宮筋腫があると、流産のリスクが高くなります。
また流産となった人には、子宮内膜症や子宮筋腫が見つかるケースが多いです。

生理の時に鎮痛剤が必要なくらい強い痛みがある人は、一度婦人科を受診することをお勧めします。
特に40歳を過ぎると女性の3人に1人は、何らかの病気を持ってしまいます。
婦人科にかかりつけ医を持っておく事は女性の生活の質を上げることに繋がり、婦人科のかかりつけ医はあなたにとって強い味方となるでしょう。

生理時の強い痛みに対する痛みの軽減や子宮内膜症の予防には、低用量エストロゲン・プロゲステロン配合薬を早期から継続的に服用する事が効果的です。

低用量エストロゲン・プロゲステロン配合薬と聞くと、何やら難しそうな薬剤名ですが、ずばり「ピル」のことです。

ピルは避妊薬だけではなく、月経困難症や子宮内膜症治療薬としても承認されていてこれらの目的で服用する場合は保険適応となっています。

「ピル」と聞くと抵抗を示す方も少なくありませんが、正しい知識を持って使い慣れた医師の管理の下に服用すれば、決して怖い薬でも使い方が難しい薬でもありません。

実際にピルを使った患者さんはみなさん異口同音に「もっと早く使えば良かった」、「もっと早くここに来ればよかった」と言われます。
ピルを上手に使うことで、流産を予防する事も可能ですし、計画的に治療を進めれば手術をすることなく閉経を迎える事も可能です。